縫い線を引く道具達。
手縫いでもミシンでも縫うラインを引くようにしています。
それが縫い代3ミリだったり、2.8ミリだったり、5ミリだったりets…
そんな時に使う道具をご紹介します。
どれも高級な工具ではないですが、
まずはつい先日やっと購入した工具。
いつしか現れて、気にはなっていた。
使いたいとは思っていた。
使っていた工具(ネジ捻)が壊れたのでネジ捻を買い直すか迷っていた。
そう、そいつの名は
『マルチ ステッチング グルーバー』
もっと早う買えばよかった…。
もっと早う発売してほしかった。
※TAPFERでは溝を掘るグルーバーとしてはほぼ使いません。
やっぱり使いやすい。安定した線が引ける。
というのも本体の先端に刃(モデラ)があってガイドを調節する構造なのでラインに力が入りやすい。(押しでも線が引ける)←ここ大事!
思ってた通り。
もう少しラインが細い線になるように気持ち先端を削ろうかな?
では10年前、TAPFERは何でラインを引いていたか?
これ昔からあるステッチンググルーバー。
やっぱりグルーバーとしては使わない・・・。
そこに市販の六角レンチを加工して仕立てたものです!
これをしばらく使っていましたね。
ただこれは軸側がガイドになるので力加減でカーブなど安定しないのです。
そこで次に買ったのが⬇︎
ネジ捻!という名の工具。
縁に飾りのラインや縫い線を引く工具です。
先端を削ったりして扱いやすいように加工してました。
これは素早くネジで幅を調整できてよく使う工具でした。先ほどのステッチンググルーバーの出番はなくなりました。
そんなネジ捻も先日、ネジが完全にバカになり、10年の現役生活を終えました…。
そもそも縫い線を毎回毎回ネジで調整するのが手間だ!
ステッチラインなんて毎回3ミリで決まりなので、もう3ミリ幅固定の工具が欲しい。
じゃあ作ってしまえ。
ここで市販の道具やだれかれに制作依頼せず自分で何とかならないか試みてみる。
これぞクラフトマンシップというやつです。
ということで、⬇︎
これも元々グルーバーという溝を掘る工具として販売されているのですが、全く使わないので、刃先を加工して右側のガイド側を少し長くし3ミリ幅でラインが引けます。
これもかれこれ10年くらいになるでしょうか?
押しでも引きでも、今日も明日も明後日も、
同じ幅でラインが引けます。
これはこの先もずっと必要な工具の一つですね。
ミシン縫いで細めの糸の時には縫い代2.8ミリ幅くらいにしたいのでミシン縫いように作ったのが、⬇︎
真鍮の角棒で先端の構造は一緒で押せでも引きでも線が引けます。
やはりまっすぐな線はまっすぐな縫い目になる訳で、
仕上がりにはとても大事な工具達のお話でした。