
変わらないモノ、変えないモノ。
もうTAPFERのがま口で『ど定番』となったカタチのがま口が2つあります。 新色の紹介もかねて、 それがこちら⬇︎ この秋の新色、ブルーです。 やや紺に近いブルーですが質感もシットリといい感じです。 こちらはダークネイビー! かなり黒に近いネイビーなので落ち着いた雰囲気です! こちらは綺麗なシボの入ったブラックです。 ややグレーがかった黒でもっちりとした質感が手に持った時にわかります! こちらはマットな質感のグレーです。 モノトーンな色が好きな人はバッグの中に入れても落ち着いた雰囲気でオススメです。 この2つのカタチはすごくシンプルでそれぞれのサイズ感と使い勝手の良さもあり、長く使って頂けるカタチです。 そして今後もずっとこのカタチで作り続けたい。 そんなアイテムです。 シンプルなカタチですが、これまで何度か微妙に型紙を作り直し今に至ります。 ほぼ完成されたカタチになったと思います。 口金への本体のはまり具合、底の理想的なカーブ。 手に持った時の感触。 男女問わず使えるデザイン。 今後の新作にも注目です! ショッピングサイトBASEでも販売してい

ミシンの痕跡を無くせ!
今日はミシンの送り歯の話し。 そうです。あの布や革をがっつり引っ掛けて後ろに送る歯です。 TAPFERの製品はその送り跡が『皆無です!』(自慢!) そこのには目まぐるしい努力が…。 これはSEIKO TE-5の送り歯です。 この真ん中のゴム送りは標準のギザギザの状態から歯を削りゴムを貼り付けた自作品です! これ一個がまたいいお値段・・・。 これが半年ごとに剥がれるのです。ある日突然に・・・。 でも試行錯誤の末これがベスト。 なのでちょうど今日剥がれたので、新しくゴムを貼りました。 (なんのゴムかはご想像にお任せします。) SEIKOのTEはアタッチメントが少ないのでこの様に自作しないといけません。 こんな感じ! しかも送り歯が一列一本なうえにゴムです! しかも上のローラー押さえのギザギザもツルツルに削ってあります。 ミシンを買った時に「ヌメ革も縫います」って言ったらサービスでミシン屋さんが削ったローラー押さえをサービスで付けてくれました。(今ではがま口作りには必須です) ありがとうミシン屋のおっちゃん。 というわけで、革に跡が付かない代償として非

縫い線を引く道具達。
手縫いでもミシンでも縫うラインを引くようにしています。 それが縫い代3ミリだったり、2.8ミリだったり、5ミリだったりets… そんな時に使う道具をご紹介します。 どれも高級な工具ではないですが、 まずはつい先日やっと購入した工具。 いつしか現れて、気にはなっていた。 使いたいとは思っていた。 使っていた工具(ネジ捻)が壊れたのでネジ捻を買い直すか迷っていた。 そう、そいつの名は 『マルチ ステッチング グルーバー』 もっと早う買えばよかった…。 もっと早う発売してほしかった。 ※TAPFERでは溝を掘るグルーバーとしてはほぼ使いません。 やっぱり使いやすい。安定した線が引ける。 というのも本体の先端に刃(モデラ)があってガイドを調節する構造なのでラインに力が入りやすい。(押しでも線が引ける)←ここ大事! 思ってた通り。 もう少しラインが細い線になるように気持ち先端を削ろうかな? では10年前、TAPFERは何でラインを引いていたか? これ昔からあるステッチンググルーバー。 やっぱりグルーバーとしては使わない・・・。 そこに市販の六角レンチを加工

TAPFERのがま口は自由だ。
TAPFERの作品の中で大人気のがま口ですが、これまで沢山のがま口を作ってきましたが、特にがま口製作に関して心掛けていることがあります。 それは、『こだわらない』 タンニンなめしのヌメ革、クロムレザー、コンビなめし革、起毛革、などなど…。 その時『ビビッと』きた革で、使い切ったら終わり。そして次の革。 そうんなスタンスでこれまで全国各地、さらには海外へも沢山お届けしてきました。 なのでこれからも次々と色んな革でこのブログでもご紹介していこうと思います。 ざっと現在販売中の一部をご紹介。 メタリック系のクロムレザー! 下地がブラックのレザーなので深みのあるゴールドとシルバーです。 タンニンなめしのシュリンクレザー! これは残り一個! マットグレー! 汚れが付きそう・・・。でも付きにくい! そんな表面。 ヌバックやスエードレザー! 夏は全く売れない?! 秋冬大人気!それでいい! がま口作りには技術的にも色んな要素が沢山詰まっているので、色んな革で作ることはすごく沢山のそれぞれの革の持つ特性など経験値を広げてくれます。 その経験と感覚が他の作品作りやオ

カードケースの試作。
カードケースと一言に言っても名刺入れやパスケースやポイントカード類のカードケースなど色々あるわけですが、 今回はちょっと、少量の名刺も入るけどパスケースとしても使えそうだし、よく使うカード類を入れて使うのも良いかもなカードケースを試作してみました。 こんな感じで一見シンプルな2段構造のつくりですが、1段目はカードサイズにしっかりカードが収まるポケットで、2段目はサイドが縫っていないのでL字に縫って大きく開き取り出しやすい形です。 少しだけ縫い目一目分カードが引っかかるように計算しているのでカードが落ちたりということはないです。(たぶんネ!) なのでこんな風にフラップを閉じた状態でも2段目のところからカードを定期入れのように出し入れできます! さらにこの2段目は縫い目が無いぶん大きめのカードも収まります。名刺やラミネートされたカードなんかもこの2段目に入ります。 使用用途は人により様々なので、ビビッときた人はお試しあれ! ちなみにステッチの組み合わせ、縫い目の位置が重要なので手縫いです。